J-BISCサポートセンターでの変換は、2011年までの既存データ(JAPAN/MARC 2009)を元に、
現在ご利用中のユーザ環境においてできる限り問題が発生しないよう処理をおこなっております。
変換処理のうちMARC21形式のデータからの項目変換に関してはUTF-8→JISの文字コード変換において
NDL追加文字への変換も可能な限りおこなっております。
※サンプル:(1)/(2)/(3)/(4)/(6)/(11)/(13)/(15)の例
上記に含まれない項目については項目ごとのサンプルをご覧下さい。
(1) 各サブフィールドの終端に「□;」等MARC21の区切り文字が残っている場合がある。
また、「:」「;」「/」等の記号類の前後にスペースがある。
→※対応:削除
(2) 251$F等 責任表示と著作の種類を示す語との区切りが「//」(NDL追加文字コード’2231’)から、
スペースに変更されている。
→※対応:「//」(NDL追加文字コード’2231’)に変換
(3) 650(個人名件名)、751(著者標目)等の$B漢字形の姓名の区切りが「//」(NDL追加文字コード’2231’)から、
「,□」(□=スペース)に変更されている。
→※対応:「//」(NDL追加文字コード’2231’)に変換
(4) 658(一般件名)の細目の区切りが「//」(NDL追加文字コード’2231’)から、
「□−−□」に変更されている
→※対応:「//」(NDL追加文字コード’2231’)に変換
(5) 270$D 出版事項がリピートされる場合に270$Dが最後の対に出力されている。
→※対応:270$Dを最初の対にセット
(6) 377$A冒頭の導入句「内容:」が複数のサブフィールドにセットされている。
→※対応:2つ目以降の「内容:」は削除
(7) 251$Dのデータが英数記号のみの場合で、かつ、291$Aがある場合に、
551$Dに291$Aの読みがセットされている場合がある。
→※対応:MARC21の該当項目を参照してセット
(8) MARC21のデータで28n$Dに対応するデータがなく、かつ28n$Tに対応するデータがある場合に、
28n$Tにセットされるデータと同じデータが28n$Dに重複してセットされている。
→※対応:MARC21の該当項目を参照して不要な場合削除
(9) MARC21からJM2009の291$Aへの変換の際に、「)」以降のデータが削除されている。
→※対応:MARC21データからセット
(10) 25n$Dに「)」が含まれる場合、291$Aに対応するデータがあっても出力されていない。
→対応:MARC21データからセット
(11) 291$Aに対応する標目読みが590$A/$X/$Bにセットされている。
→※対応:対応する590のデータを551にセット
(11)' 291$Aに対応する標目読みがセットされていない。
→※対応:対応する読みがMARC21にある場合取得してセット
→(判定不能な場合は手動でセット)
(12) 261$Aに対応する標目が590$A/$X/$Bにセットされている。
→※対応
(13) 多巻ものの各巻のタイトルが複数ある場合、各巻のタイトル関連情報がある場合、 各巻の著者がある場合は377$A内容細目としてセットされている。 対応するタイトル標目は590にセットされ、著者標目は751にセットされている。 →※対応:590→59n、751→79n
→(判定不能な場合は手動でセット)
※フィールド590はJAPAN/MARC 2009から追加されたフィールドであり、 2006以前のフォーマットでは削除されてしまうため、 そのままでは上記(11)-(13)のデータは参照できなくなります。
(14) 音楽録音・映像資料の377$A内容細目について、
MARC21のフィールド511「出演者注記」に相当する部分がセットされていない。
→※対応:MARC21からセット
(15) 著者標目で751B(漢字形)がセットされていない場合がある。
→※対応:MARC21からセット
(16) 著者標目で751Aまたは751Xに漢字形がセットされ751Bがない場合がある。
MARC21に該当する標目読み(カナ形またはローマ字形)がない。
→※対応:WebNDLAuthoritiesから取得してセット
(17) JPNo(全国書誌番号)が重複している場合がある。
→※対応:各号内での重複チェック、全件データ内での重複チェック→NDLへフィードバック
→(書誌ID=909Aの重複はMARC21にてチェック)
(18) 909 他社MARC番号 トーハンのMARC番号が出力されない。
→対応:MARC21から取得してセット